Interview04/ 染織家 長井美和さん 前編



【長井美和さんプロフィール】

 

2006年、織り教室で手織りに出会う。

織工房Mai(https://www.facebook.com/orikouboumai)のアシスタント、ユザワヤ吉祥寺店の手織りコースの講師を勤める。

不定期で自宅で手織り教室を開催している。

クラフト市への出店や、定期的にグループ展を行う。

現在はオーダー品の制作を中心に制作しており、

つばめ工房 (http://tsubamekobo.com)の織り手としても活躍中。

 

【Instagram】

Instagram  @imiwadandelion




長井さんがどのようなきっかけで織りの世界へ

入られたのかお聞かせください。

―長井さん

大学で英文学を学び、卒業後は乗馬クラブへ就職しました。仕事はなかなかハードでしたが若くて元気だったのと、職場の仲間が良い方達だったので続けられたのだと思います。

仕事内容は多岐に渡り、総務、フロントなど運営に関わることはほとんど経験しました。

 

全国転勤もあったのであちこちの都市で暮らした後、東京都町田市の支店へ配属となりました。

その頃、仕事にも慣れてきたので何か手仕事を始めてみたいと思うようになりました。

着物に興味があったので最初は組紐作りの教室を探しました。


最初は組紐に興味があったのですね。

組紐作りはいかがでしたか。

―長井さん

それが、ようやく見つけ出した教室へ問い合わせてみたら、もう教えていないという回答で。

残念でしたが、何となく手を動かしてものを作りたいなと思っていたところ、国立の織り教室を見つけたので体験講座へ行ってみることにしました。

 

先生と相談して、整経からやらせてもらう2日間コースにしました。織っている間とても楽しくて。

最初からこれは自分に合いそうだなと思いました。それが2006年頃です。

 

▲ストールなど日常使いできる作品を多く制作している。
▲ストールなど日常使いできる作品を多く制作している。

国立の教室へ通われてからその後はどのように織りを

続けてこられたのでしょう。

 ― 長井さん

教室には生徒として4年ほど通いました。

その後、織工房Maiのアシスタントをするようになりました。2021年には先生と一緒に西荻窪のみずのそらさんで「秋から冬に まとう布展」も開催させていただきました。

今でも先生にはお世話になっていて、時々カフェでお茶を飲みながら織りの話をしたりする関係です。


 教室では様々な手織り仲間と出逢いました。

みなさんそれぞれ今も手仕事を続けていて、織りや手仕事に情熱を持って取り組んでいる方々です。

 

2009年、乗馬クラブを退職しました。織工房Maiでアシスタントを続けながら、吉祥寺のユザワヤで織り講座の講師を勤めました。また、織り作家さんの制作アシスタントをしたり、山崎和樹先生の染め教室へ通ったり。

 

その頃、国立の作家さんの手作り品を取り扱う雑貨店に作品を置いてもらったりするようになりました。

知識や経験を少しずつ積み重ねる時期でした。

織るだけでなく、糸を染めることも始めたのですね。

どのような染料を使うのですか。

自分の作品は、シルクや綿、麻を草木染めして制作することが多いです。

実家が千葉にあるので、実家の庭で藍を育てて生葉染もしています。


―長井さん

実は、編み物や縫いものは苦手なのです。

自分でもとても不思議ですが、織りは最初に習った時からとにかく楽しかったんです。織りを始めてから今まで、子育てなどで一時離れる時期があってもこうして続けてこられたのは嬉しいことですね。





▶︎長井美和さんのインタビューは後編へ続きます。

 

▶︎長井美和さんのアトリエ取材の様子はこちらから。

あの人の手仕事場 Room02/ 埼玉県所沢市 長井美和さんの手仕事場

 


[取材・撮影]: 遠藤ちえ / 遠藤写真事務所 @chie3endo

[撮影会場]STUDIO OLIYA